具体的な資格取得支援あり保育士求人の内容

保育士資格取得支援の実施主体は、国や自治体、民間企業や社団法人、保育士養成施設の3つがあります。国や自治体は全国規模で支援を行っているのに対し、民間企業や社団法人、保育士養成施設が行っている支援は、就職予定者や通学希望者など対象者が限られていることが特徴です。支援の内容は資格取得費用を補助する奨学金制度がほとんどで、返還義務のある貸付と返還義務のない給付金の2つにわけられます。
国や自治体が行っている保育士修学資金貸付制度は、資格取得後一定期間保育士として勤務することで、返還義務が免除されます。免除の条件を満たさなかった場合には、全額を返還しなければなりません。どの自治体も要件はほぼ同じですが、中には特別な条件を設けているところもあるため注意が必要です。詳しい内容については、事前に確認しておきましょう。

給料ももらえる!企業型給付

民間企業の中には保育助手として就職予定の人を対象に、資格取得支援を行っているところがあります。通信講座の受講料の一部を給付する例では、必要な条件は企業への在籍と受講の継続のみで、返還の義務はありません。資格の取得や取得後に勤務を継続することは条件となっていないため利用しやすいでしょう。
通信講座の受講だけでなく、給料をもらいながら保育士養成スクールに通える求人もあります。スクールの学費を一部または全額給付する例では給付額により資格取得後一定期間勤務することが条件となっており、確実に正社員になれることもメリットです。ただし、条件を満たせない場合には返還義務が生じる点については理解しておく必要があります。資格取得支援ありの保育士求人は、家庭の事情やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

自治体や学校の資格取得支援

自治体の中には資格取得支援ありの保育士求人を行っているところもあります。一例を挙げると、市内の保育施設で保育支援者として働きながら資格取得を目指す人を対象に、資格取得のための講座受講料の半分を最大15万円まで補助しています。施設数は約100と多く、自分に合った職場を選べることも魅力です。
卒業と同時に保育士資格が取得できる保育士養成施設の中にも、資格取得支援を行っているところがあります。保育園を運営する企業と連携している場合には、契約社員やアルバイトとして働く施設を紹介してもらえます。国家試験を受ける必要がないため、受験資格のない方にとっては特にメリットの大きい方法です。

資格取得支援あり保育士求人に年齢制限はあるのか

保育士養成学校の入学や保育士試験の受験には年齢制限はありません。そのため、年齢にかかわらず保育士を目指すことは可能です。保育施設にとって子育て経験のある主婦は即戦力となります。子どもを預ける保護者には、人生経験豊富な保育士さんの方が安心できるという声もあるほどです。
未経験でも応募できる保育助手ではほとんどが年齢不問となっており、資格取得支援ありの求人も多くあります。
年齢不問の保育士求人も増えており、資格取得支援を受けて国家試験に合格すれば、30代からでも正社員になることが可能です。ただし、公立保育園の保育士になるには公務員試験を受ける必要があるため、自治体が設定している年齢制限があります。

年齢不問の保育士求人が増えている理由

厚生労働省が行った調査によれば、保育士求人の件数は年々増加しており、平成28年度には年齢制限のある求人が15,234件だったのに対し、年齢不問の求人は88,645件と圧倒的多数を占めています。
健康寿命が伸びている現代では、国が高齢者の再雇用を促進していることもあり、子育てが一段落したり定年退職後に再就職を希望する人は多くいます。保育現場では20代から60代と幅広い年代の人が働いており、年代にかかわらず活躍の場があることから、再就職先として保育の仕事を選ぶ人も増えています。
平成24年度から28年度にかけて行われた調査では、年齢制限のある保育士求人に比べ年齢不問の保育士求人の方が人が集まりやすいことがわかっています。これらのことから、保育業界では年齢不問の求人が増加傾向にあり、近年はシニア専門に資格取得支援を行う会社も登場しています。

年齢不問の保育士求人の探し方

保育業界は年齢不問の求人が多く、求職者にとっては仕事が見つかりやすく選べる状況です。シニア歓迎の求人も目立ちます。
保育の仕事を探すには、その前にまず自分に合った働き方について考える必要があります。勤務時間帯はもちろん、資格取得を目指すなら支援制度があるかどうかも重要なチェックポイントになります。
仕事を探すときには、求人サイトの活用がおすすめです。求人サイトは、資格や年齢、働き方などの検索条件で保育士求人情報を絞り込めるようになっており、自身のこだわりを指定すれば、効率的に仕事を探せます。
検索結果を比較・検討するときは、希望の働き方ができるかどうかはもちろん、仕事の内容、担当年齢などについてもチェックしておきましょう。

実態を知る!資格取得支援あり保育士求人の働き方

保育士求人で仕事を探し、資格取得支援を受けながら働くには、保育助手と言う働き方があります。保育助手は保育補助とも呼ばれ、保育士のサポートを行います。保育助手として働くためには特に資格は必要ありません。仕事内容は食事やトイレの補助、お昼寝の寝かしつけや見守り、子どもが安全に遊べるようにおもちゃを片付けるなどで、子どもと接するのはもちろん保護者とのコミュニケーションも密にしていかなければならなりません。
保育施設の正社員になるには資格が求められるケースがほとんどです。ですので、保育助手はアルバイトやパートの形態が主です。勤務時間は午前中、午後のみなどの短時間勤務からフルタイムまでさまざまです。週に3日など勤務日を選べるところもあります。

保育助手の求人が増加する理由

現在保育助手の求人が多い理由として、保育現場での深刻な人手不足があります。待機児童の解消に向け、園の設置基準に関する規制が緩和され、新規開設が増えていますが、必要な保育士が確保できないケースもみられます。
保育士が足りていない一方で、資格を持っていても現場を離れる保育士も多いのが現状です。保育園の仕事には資格が必須でないものもあります。保育士の負担を減らし離職を防ぐ観点から保育助手に注目が集まっており、資格取得を支援してもらえる保育士求人で保育助手として採用し、資格取得後は正社員として採用する保育園も増えています。
女性の社会進出を背景に、近年では早朝や深夜など時間外保育へのニーズも高まっています。時間外保育は通常の時間帯に比べ時給が高いため、効率的に稼ぐことが可能です。

保育助手として働く魅力

保育助手として働くことは、保育士を目指す人にとって、ほかの職場にはない魅力があります。まず、保育助手としての経験は、保育士試験の受験資格である実務経験になる点が挙げられます。受験資格のない方にとっては、受験資格が得られることが最大の利点です。
子育て中の女性は、家庭と仕事の両立で悩む方もいます。保育助手はパート勤務がほとんどのため、ご家庭の事情に合わせた働き方が可能です。子育ての知識や経験を活かすこともできます。
保育士は慢性的に不足しているため保育施設では資格取得に意欲的な人を採用する傾向にあり、資格取得を支援してもらえる施設の中にはシフトなどを考慮してくれるところもあります。求人情報をチェックするときには、資格取得支援の有無を必ず確認しましょう。

資格取得支援あり保育士求人の勉強方法

資格取得ありの求人で仕事を探し、働きながら資格取得を目指す場合、勉強方法は主に独学、通信講座、夜間学校の3つがあります。保育士試験は参考書や過去の試験問題なども販売されており、それらを購入して勉強することで合格を目指すことも可能です。特に、筆記試験は独学でも合格しやすい傾向にあります。独学はテキスト代だけで済むので費用が抑えられることが最大のメリットです。
効率的・体系的に学びたい場合には、通信講座を受講するという方法もあります。独学に比べ費用はかかりますが、短期間の勉強で合格できます。中には半年の勉強で合格する人もいるほどです。
国家試験を受けなくても、厚生労働大臣指定の保育士養成学校に通えば、保育士資格を取得できます。働きながら通う場合には、専門学校の夜間コースや通信制大学などが主な選択肢となるでしょう。オンラインで受講可能な通信制大学は、大卒の資格が得られることもメリットです。

仕事と勉強を両立させるには

保育士の筆記試験は合格率が2割前後となっています。ただし科目別合格の利用者がいることを考えると、難易度は必ずしも高いとはいえません。年に2回受験できるので、トライしやすいと考えることもできます。
資格取得支援ありの保育士求人で働きながら合格を目指すには、モティベーションの維持と計画的に勉強を進めることが重要です。毎日決まった時間に勉強することや1カ月単位でノルマを設定するなど、スケジュール管理がポイントになります。周囲に資格取得を目指していることを宣言するのもよいでしょう。保育園で働くことは、実技試験の勉強にもなります。
独学に不安がある場合には、スクールに通うのもひとつの方法です。対面で学べるのはもちろん、同じ目標を持つ仲間がいるのでモチベーションも保ちやすくなります。
受験資格となる実務経験は高卒で2年以上かつ2,880時間以上、中卒では5年以上かつ7,220時間以上です。満たすのが難しい場合には、保育士養成学校の夜間コースへの通学も検討してみましょう。

自分のペースで学べる通信講座

学生と違い社会人が仕事をしながら勉強をするためには、限られた時間の中で効率的に進める必要があります。保育士試験の勉強におすすめなのが通信講座を受講する方法です。
市販の参考書で勉強する場合はわからないところがあっても質問することが出来ず、フィードバックが得られないので間違って覚えてしまうと気づきにくいこともあるでしょう。通信講座のテキストは市販の参考書に比べ内容が充実しており、筆記試験の内容を網羅しているのはもちろん、実技試験にも役立つ内容が収録されたCDなどが付属していることも多くあります。疑問点についてはメールなどで質問することも可能です。課題を提出すれば添削して返却されるので、間違いに気づくことができます。
資格取得支援の内容は、求人企業によりさまざまです。資格取得支援ありの保育士求人で仕事を探す場合には、支援の内容についてもチェックするようにしましょう。